先般、役場あての芽室公園に係るホットボイスにおいての質疑を見ていますが、質問に対し、意図に反する回答が目立っております。
以下はその質疑の一部です
受理日令和7年8月12日、 受理番号 114
問い
(5)全体をとおして
まず、「これら (生活インフラの整備、地域経済活性化、産業振興) をバランスよく進める」とありますが、この「バランス」が何を意味するのかが明確ではありません。
町としての具体的なビジョンが伝わりません。これは感覚的なものなのか、数値によるものなのかお示しください。
次に「住みたい、住み続けたい街」との考えがこの事業とどう結びつくのでしょうか。公園の魅力向上によって、どの年齢層の人口増加を見込んでいるのか、それが少子高齢化や人口減少の課題にどう影響するのかといった分析や計画をお示しください。
Park-PFI による公園整備が、町民の定住意欲や移住者の増加にどれほどの効果をもたらすと試算しているのでしょうか。
資料によると、ビジターセンターを併設したモンベルの直営店や飲食店が「必須」の施設として想定されていますが、これらが定住促進に直接的に繋がるのか、その根拠とは何かが明確ではありません。数値による効果でお示しください。それ以外があれば合わせてお願いいたします。
(資料: 公募設置管理制度 (Park-PFIを活用した公園の魅力向上に関するマーケットサウンディング調査実施要領)
まちづくりの最上位計画となる 「芽室町第5期総合計画」では各施策で目標値を定めており、その目標値を達成できるよう各事業を実施しております。
答え
(5)全体をとおして
まちづくりを進めるにあたり、どれか1つに注力するのではなく、複数の分野の施策をバランスよく進めることは基本的な考え方となります。
「住みたい、住み続けたい町」は医療、福祉、産業振興 教育、交流人口・関係人口の増など複数の取組を実施して目指すもので、公園整備のみで達成するものではなく、複数の取組の一つであることをご理解ください。
なお、町の施策による定住促進の効果 (数値) は総合戦略による人口推計を記載しております。
この回答では、求めている具体的な数値や計画を提示せず、「基本的な考え方」や「複数の取組の一つ」といった抽象的な表現に終始しています。
Park-PFI事業の概要は示しているものの、それが町の抱える根本的な課題(少子高齢化、人口減少など) にどのように寄与するのか、具体的な分析や試算は含まれていません。このため、町民の納得を得るためには、より詳細な情報開示と、事業の目的・効果に関する明確な説明が必要と考えます。
令和7年3月24日に提出され、議決された議案第60号令和7年度芽室町一般会計予算及び議案第73号芽室町都市公園条例中一部改正の件に対する附帯決議がされたにも関わらず、この既出回答は町民に対して分かりやすく説明し、十分な理解を得るような姿勢が極めて消極的内容であることから、町長に適切な対応を講じるよう要望します。
- 受理日
2025年9月8日
- 発信者
無記名
このたびはご意見をお寄せいただきありがとうございます。
町に対する町民からのホットボイスの回答や姿勢については、議会の権限及び役割を踏まえると直接関与すべきものではなく、議会は、町の政策の最終決定及び行財政運営や事務事業に対する監視とチェックを主たる使命として今後も真摯に取り組んでいく考えです。
議会では、本年1月28日に恵庭市のPark-PFI制度を活用した取組について視察調査を行いました。また、7月29日に開催した合同委員会において「Park-PFI事業の公募概要について」調査を行いました。今後も事業の進捗状況や見通しについて適宜調査を行ってまいりますので、「議会だより」等を通じてお知らせしていきます。
- 回答日
2025年9月19日
- 回答者
議会事務局総務係(内線313)
Email:g-shomu@memuro.net